作品展の振り返り
12月2日、3日に行った作品展から時間が経ってしまいましたが、今年のうちに振り返りを書いておきたいと思います。
12月2日、3日に行った作品展から時間が経ってしまいましたが、今年のうちに振り返りを書いておきたいと思います。
作品展が終わり、ホッとする間もなく、通常レッスンが始まりました。
幼児クラスさんは、木の枝や木の実を使ってクリスマスオブジェを。
形は決めず枝の組み合わせで自由に考えてもらうと、
一人ひとり違った素敵な造形が生まれました。
Happy Christmas!
7月のアトリエ。
たくさんのお花をいただいたことと、前回のスイカで、しっかり観察して描くことを意識できたので、久しぶりにペン画を。こちらも下書きなしです。
墨を使うと、より修正が効かないので、
誰かが、ポツリと
「描ける気がしない、、」と。^ ^;
他の誰かが、
「めちゃくちゃ楽しそー!」
「ミスっても、それをいかせばいーんじゃない?」と。(その通り!)
皆でやると、色々な発言があっていいものです。^ ^
出来上がった皆の花の素晴らしいこと!
こぼれた墨も、あれ?となった線も、作品自体に魅力があれば、まったく気にならないと、本人達も気付いたようでした。^ ^
7月は、みずみずしいスイカを描きました。丸ごとのスイカを見て、皆大盛り上がり!とっても甘ーい。^ ^
三原色を基本として色づくりを行い、スイカの色や、形、重さや、質感をよく観察して描きます。(低学年は主に色や質感に注目するために、三日月型にカット。高学年は立体を意識するために、さらに半分にカットしました。)
微妙な色づくりは実験のようで、難しいけれどワクワクした気持ちが大きく、皆とても集中していました。
下書き無しで少しづつ描き進めていくと、いつのまにか見事なスイカに!
終わった後は、皆で食べたり、持ち帰ったり。
「同じスイカでも、こんなに違いが出るんだねー!」と鑑賞の時間も盛り上がりました。
自分で色を作るからこそ、その違いがより出てきますね。
普段から是非、絵の具セットの中の色だけでなく、自分で色を作って描いてほしいなと思います。^ ^
今月はビニール傘をキャンバスにして念願の傘にお絵かきをしました。
さぁ、何を描こうか!
太陽の日差し、優しい風、ポツポツ雨、嵐、雷、竜巻、などのお天気をきっかけに描き始めると、虹や風船が現れたり、そこに自分やママやパパが登場したり…、
雨が降って出来た、おおきな水たまりが海底になって、そこに海底生物が現れたり…、
山を描き、ドライブするための車が出てきたり、ドライブするためにもっていく、おにぎりが出てきたり…、
とにかく、絵具が混ざっていくのが楽しくなって、ひたすら傘をパレットに混色パーティが始まったり…、
ビニール傘ならではの、“内側から描く”が楽しくなったり…、
それぞれの楽しい「傘にお絵かき」の時間になりました。(^^)
少し遡りますが、5月、梅雨を迎える前のすがすがしい季節の中、みんなでシャボン玉をして遊びました。せっかくなので、シャボン玉を飛ばす道具も針金を曲げてつくってみました。
ハート形ならシャボン玉もハート形になるのだろうか?
グチャグチャなヘンテコに曲げた針金でもシャボン玉は飛ばせるのだろうか?
そんな「???」な疑問も、造形遊びの中で試すのも楽しいですね。(^^)
たくさん遊んだ後は、おおきな紙に思い出しながら描きます。
小さなシャボン玉がたくさん浮かんでいたり、おおきなシャボン玉の中に小さなシャボン玉が入っていたり、印象に残った色が力強く描かれています。
「楽しかった~」が伝わる、それぞれの絵になりました。
新学期になり、幼児クラスには、新しいメンバーがたくさん入ってきてくれました。これからアトリエでの活動を楽しんでもらえるように、アトリエバックを制作しました。既に持っている子達も2つ目をつくりましたよ。(^^)
アトリエをオープンしたての頃に、地元川口市にある染色工房ninoiroの西大三さんに教えていただいた型染めです。少しアレンジしてみました。専門的な顔料を使っているので、発色も定着も良く、長く使えます。
表面は切り紙でデザインをし、その上にステンシル。
裏面は、マスキングテープやシールをつかってデザインしたり、手描きで描きこんだり。
制作工程に戸惑いながらも、慣れてくると一人で出来るようになっていました。
小さな子ども達は、色々なことが初めてです。ちょっと難しかな?と思うことでも、どんどんやりたがります。そのうちに自分のモノにしていくので、大したものだ!と感心します。
すこし難しいくらいが、ちょうどいいような表情を見せながら、みんな納得の一枚を仕上げていました。(#^.^#)
■染織工房ninoiro ホーム | ninoiro
前回の「春の空気」からかなりの時間が空いてしまいましたが、続きのレポートを。
皆が描いた「春の空気」を背景とし、その上に満開の桜を描きました。それぞれの想う桜の花びらの色、またフォルム、そしてどこを切り取るのか…が全く違っていて、とても興味深いものでした。
好奇心の強い子は、紙を破ってみたり、筆変わりになるものを探したり、色々と表現方法を模索している姿がありました。
皆、黙々と取り組み、個性(作家性)が強く出ており、鑑賞会では、他者の作品に皆、興味津々の様子でした。
約7か月間のお休み期間を経て、アトリエはリニューアル、昨年末の11月に再スタートしました。それに伴い、HPやリーフレットも新しくなりました。日々の活動が目まぐるしく過ぎていく中で、なかなかレポートを書く時間が取れませんが、時々、活動の様子やアトリエで大切に想っていることなどを書き綴っていきたいと思います。
新学期が始まった4月上旬、新しいメンバーを迎えた第一回目のレッスンでは、「春の空気」を表現する時間にしました。
「“春の空気”ってどんな感じだろう?」と聞いてみると、それぞれの想いが出てきました。
ふわふわした感じ/冷たい風/花の匂い/あたたかい光/カラフルな色/強い風/花粉/花びらが舞う感じ/ねむくなる感じ/虫や植物などの気配/雨の匂い/嵐…
途中、「花粉症が酷いので、春はあまり好きじゃない」という子も。
表現とは、美しいものや心地の良いものだけではなく、
嫌な気持ちや、辛い気持ちを描くことも表現であるということ。
そんな話をしたのち、
「今、どんな気配を感じている?」
「匂いはどんな風に漂っている?」
状況をイメージし、今、自分が実際に感じていることを描くように伝えました。
とくに、高学年や中学生くらいになると、技術的なことに興味がいきがちなので、もう一度、描くことの本質に触れたいと思いました。
一人3枚程度描きましたが、教室が静まり返るほどで、自らの絵の中に意識が入っている様子でした。
描き終えると一人ひとり、お気に入りの一枚を皆に紹介です。鑑賞者は、それに対して、どのように感じたのか、それはどうしてか、を伝えます。描いた本人も気づかない感想をもらい、新たな発見があったり、描いた思いがそのまま伝わって共感したり…。
鑑賞会は作品を深く読み取ることに繋がるので、洞察力や、表現力が豊かになります。そして、なんといっても相手の事を知ることができ、様々な価値観があることを体感できます。
新しいメンバーの皆さん、どうぞよろしくお願いします!
*****
<HP及びリーフレットデザイン>
アトリエオープン時からデザインを担当してくださっている
ララスー・デザイン さんのサイト
Lallasoo Poopo Lab. https://lallasoo.com
「春の空気」