月: 2024年10月

【親子クラス】(3歳児)

いろいろな形の段ボール端材に、好きなように色を塗る。
それぞれの端材を、気の向くままに貼り合わせてみる。
“何か“ を作るわけではないけれど、
“アヒルの赤ちゃん“ と “ロボット“ になったらしい。
そのうち、ごっこ遊びが始まって、延々と続いていました。^^
帰宅後も、さんざんアヒルの赤ちゃんのお世話をした様子で、寝かしつけながら、自分も寝落ちしたようです。
*寝落ちの写真が親御様から送られてきました。可愛いですね。^^
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「死んでいるけれど、生きている」

秋といえば秋刀魚。
今年はようやく手に入りやすくなりましたが、かなりスリムです。昔はもっと太かったですよね。
さて、最近の子達は頭のついた魚を見る機会が少ないようで、
「これ、生きてるの?」なんて、聞いてくる子も!
先ずは、しっかり観察です。
「魚ツルツルして気持ちい〜!」
「げぇ~、気持ち悪い〜」
「口、結構ひらくよ!舌もある!」
「目玉、プニプニ!」
「かわいぃ~」
「くさいー!」
「なんか出てきた!(う○こ?)
「血が出てきたー」
「ぎゃー」
たくさん観察した後は、オイルパステルで、混色しながら、色を見つけて描きました。
いざ描き始めると、
先ほどのざわつきがウソのように、集中モードになりました。
単色で塗る紫と、混色でつくる紫の違い、
白といっても様々な種類の白があること。
混色する事で、厚みのある奥深い色になります。
目の前の秋刀魚は、死んでいるけれど、
卵から孵り、成魚になるまで生き抜き、
何ヶ月も海を泳いぎ、引き締まるからだ。
血の通った”生物としての秋刀魚”であるということ。
描き終わってからの鑑賞会では、皆が作品を見て、
「からだの厚みを感じる。」
「前に進もうとする感じがする。」
「表情があってカワイイ。」
「死んでるんだけど、生きている感じがする。」
「色々な色で描かれているから、魚からオーラが出ているように見える。」
といった感想がありました。
これは、人や植物を描く時にも感じますが、混色のもつ力でもありますね。色彩の重複さは命を感じます。
そこに、作者の思いが入ると、絵に命が宿りますね。
持ち帰った秋刀魚は、その日の食卓に上がったようですが、保護者の方から、こんな印象に残るエピソードを伺いました。
***
娘は、魚アレルギーがあり、いままで食べたことありまんでしたが、「食べてみたい。」といって一口だけ食べてみました。すると「美味しい!」といってアレルギー反応も出ませんでした。
***
楽しい経験が、
新たな一歩につながるって最高ですね。^ ^
臨床美術プログラム「秋刀魚の観察画」
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「久しぶりのペン画」

ペン画経験者には、今年は数点モチーフを選んで構成も考えてもらいました。
下書きなしの一発勝負!!だからこそ表れる、
“ 勢い ” や “ 緊張感 ”
集中して観察するからこそ表れる、モチーフの
“ 本質 ” や “ 存在感 ”
初めての子は、失敗が怖くて、大騒ぎしていましたが、
それも、また経験。
うまくいかないことも含めて楽しみたい。
お友達の出来上がりを見て、
“ 魅力的な絵 ” とは何か?
を、なんとなく感じ取る。それができるのがアトリエのいい所。
今年は、自分たちで枝を選んで(拾ってきたりして)、ナイフで削ってペンも作りました。初めてのナイフ使いに、ドキドキ。
皆とても集中し、誰一人怪我無く、無事にマイペンが作れました!
自分のペンで描くと、よりワクワクしますね~。^^
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